サイバーセキュリティ

リベリアのインターネット接続を全断させたハッカーの末路

30歳のDaniel Kayeは、DDoS攻撃によりリベリア全土をインターネット不通にした罪で英国裁判所から2年8ヶ月の有罪判決を受けました。

リベリア全土を全断させたDaniel Kaye

2015年、Daniel KayeはリベリアのISPである Lonestarを攻撃するために雇われました。雇い主はライバル会社の Cellcom の従業員でした(Daniel Kayeの証言によれば雇い主はCellcomのCEO)。

被害に遭ったLonestar

当時キプロス在住のDaniel Kayeはダークウェブで「BestBuy」や「Popopret」というハンドルネームで知られており、ボットネットを使ってDDoS攻撃を請け負っていました。

調査によると、2016年10月から2017年2月までの間にLonestarへ攻撃報酬として3万ポンドを Cellcom の従業員から受け取っていました。攻撃はMiraiで構築したボットネットから開始され、ピーク時には600Gbpsに達したとされています。リベリアのインターネット接続は西アフリカの多くの国と共有してる海底ケーブルに依存していました。そのため、この攻撃により Lonestar だけでなくリベリア全土のインターネットに影響が及びました。

英国国家犯罪庁は、この攻撃による被害は数千万ドルに達したと主張しており、一人の攻撃者が国単位でインターネット不通にさせた最初の例と思われます。