インフラエンジニアとして働くわたしが使ってみてこれは良いと思った、おすすめのお気に入りソフトウェアをご紹介します。
パケットキャプチャ
WireShark – Windows/Mac/Linux
WireSharkはネットワークのデバッグツールです。多数のプロトコルに対応したフリーのパケット解説ツールで、インフラ業界ではデファクトスタンダードとなっています。
WinDump – Windows
Windows版のtcpdumpです。Windowsでもtcpdumpを利用したい方におすすめですが、64bit版Windowsでの動作が不安定です。お客さんやチームメンバーにキャプチャの内容を見せるときはWireSharkの方が良いと思います。
スクリーンショット
Screenpresso – Windows
スクリーンショットはもちろん、画面操作の録画もできます。簡易編集機能もあって大抵の処理(矢印を入れたり枠で囲むなど)で困ることはないはずです。有料版と無償版がありますが普通に使うのであれば無償版でも問題ありません。
Snipping Tool – Windows
このツールはマイクロソフト謹製で初めからインストールされているので、別途ダウンロードしてインストールする必要がありません。
高DPI環境でもSnipping Toolを使うと撮影範囲がズレる事なくスクリーンショットを撮る事ができます。
ファイル転送
WinSCP – Windows
以前はFTPクライアントといえばFFFTPだったのですが、ここ最近はWinSCPに移行しています。これは好き嫌いなので、何でも良いかと思います。
便利ツール
Netcat – Windows/Mac/Linux
ネットワークのスイスアーミーナイフとも言われる高機能ソフトです。サーバにもクライアントにもなるし、ファイル転送もできるし、バックドアも仕込める。ただ、昔は(今も?)ハッキングで頻繁に使用されていたせいか、ウィルススキャンに引っかかる場合がありますので、業務端末に入れるときは注意が必要です。
なお、Nmapをインストールするとncatという名前でNetcatがインストールされます。
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>ncat -v Ncat: Version 7.10 ( https://nmap.org/ncat ) Ncat: You must specify a host to connect to. QUITTING. |
sqlmap – Windows/Mac/Linux
WEBアプリケーションを書いているなら是非sqlmapを使って自身のWEBアプリケーションにぜい弱性がないか調べる事をおすすめします。もしくはWEBサイトの管理者ならば、自サイトへsqlmapを使ってぜい弱性がないか調べる事をオススメします。
ターミナルエミュレータ
Tera Term – Windows
PuTTY(パティ)と並ぶターミナルエミュレータです。一時期はsshの未対応でPuTTYに流れた感はありますが、今のところ日本国内ではTera Termがデファクトスタンダードの地位を得ています。単なるターミナルエミュレータとして使うならこのソフトウェアでなくてもいいのですが、Tera Termマクロに慣れてしまったのでこのソフトウェアから離れることができません。
サーバー
3CDaemon – Windows
すでに開発が止まっている上に致命的なセキュリティホール(フォーマットバグ)があるので、作業時のみ使っています。3CDaemonを落とせるサイトがいくつかあるのですが、あまり信用できないので、わたしは自分のサイトから落としています。使いたい人はこのサイトに置いてあるので、自身の判断で落として使って下さい。
https://netwiz.jp/pub/3cdv2r10.zip
3cdv2r10.zip MD5 (3cdv2r10.zip) = 4822f0189622033bca2c115b2024a254
GST syslog server – Windows
超シンプルなsyslogサーバーです。ネットワーク機器やサーバーのテスト中にsyslog飛ばしたくなる事ありませんか?わたしはあります。
そんなときわざわざLinuxでsyslogサーバー立てるとかやってられないわけです。
GST syslog serverはログを受信して表示するだけのシンプル設計です。作者が「ネットワークでの実験やプログラミングdebug時に使うことを想定した、手軽なソフトです。」と書いている通り、そのものです。
わたしはこういうソフト大好きです。
差分確認
WinMerge – Windows
差分確認ツールというとDF使用者が多いのですが、わたしはWinMeargeを愛用しています。差分確認という機能ではDFとWinMerageは大して変わりません。このソフトウェアを愛用している理由は、レポート機能です。詳細は「WinMergeのレポート機能」で紹介しています。
エディタ
Notepad++ – Windows
プログラマ向けエディタで最近わたしがメインで利用しているエディタです。
主にログの確認やネットワーク機器のコンフィグ作成に利用しています。マーキング機能や画面分割機能がコンフィグ作成時にとても役立っています。
Markdownエディタ
メモは基本的にMarkdownで書いています。Markdownは書き方を覚えてしまえば文章に構造を持たせて記述できるので気に入っています。
Notable – Windows/Mac
社内で利用するパソコンの場合、情報漏洩を理由にEvernoteが利用できない可能性があります。
そんな時にお勧めするのがNoteableです。
お勧めなのは次の点です。
- 無料で利用できる
- データファイルをローカルに限定できる(クラウド同期を要求しない)
- Markdownで記述できる
- 使いやすい
- 動作が軽い
わたしは仕事端末で利用していて、ちょっとしたメモはすべてNoteableに登録しています。検索も容易なのでノートの量が増えても目的のノートがすぐに見つけられる点が良いですね。
そしてMarkdownで記述できるのは本当に素晴らしいと思います。
Inkdrop – Windows/Mac/iPhone/iPad/Android
自宅のWindows、MacではInkdropを利用しています。
Inkdropはプログラマ用に開発されたMarkdownエディタです。見た目は海外のソフトウエアのようですが、開発者は日本人です。
美しいUIが特徴的で、Windows、Mac、iPhone、iPad、Androidで利用できます。同期機能があるので、どの端末を利用していても常に最新のメモを閲覧・編集できます。
開発環境
IntelliJ IDEA – Windows/Mac/Linux
RubyやPython、PHPで開発している方で知らぬ人いないであろう有名なIDEです。無料版もあるので、まずは無料版で使ってみて有償版にしかない機能を使いたくなったら有料版のInteliJを使えば良いでしょう。
Gitクライアント
Tower – Windows/Mac
GUIのGitクライアントは無料のものが沢山あるのですが、わたしはTowerしか使っていません。このあたりは好みなので好きなものを使えば良いと思います。
Fork – Windows/Mac
有償ソフトウェアの利用に制限のある会社ではForkがおすすめです。基本的な機能は備えていてデザインも美しいので、無償ソフトウェアの利用を考えている方はForkがおすすめです。
その他
1Password – Windows/Linux
残念なことに未だにセキュリティレベルがパスワードの強度に依存するケースが多いので、わたしは自分で覚えられるレベルのパスワードは使用しません。
パスワードジェネレータも備えている1Passwordがわたしのお気に入りで、iPhoneとWindows、Macで使用しています。
妻が簡単に推測できるパスワードを使い回していたので、ファミリープランに入って半ば強制的に妻に利用してもらっています。
秀丸ファイラーClassic – Windows
ファイラーを散々試してたどり着いたのがこれです。フリーソフト(無償ソフト)も色々と試したのですが、秀丸ファイラーClassicに対抗できるものはありませんでした。ゴリゴリといじると作業効率が超絶アップします。
税込み1,320円はわたしには安すぎるくらいのオススメソフトウェアです。